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2022年9月に発売されたばかりのRAZER最新のワイヤレスマウスが【RAZER BASILISK V3 PRO】です。前モデルのBASILISK ULTIMATEが2019年の12月に発売されたのでおよそ3年ぶり。RAZERが徹底的にこだわって最新技術を詰め込み作ったハイエンドモデル。同時発売のマウスドッグプロと併せて使えば、現状スペックで敵うマウスはありません。
価格は約26,000円と決して安くはありませんが(マウスドッグプロは約10,000円)、値段以上の快適なゲーム環境になるはずです。今回はそんなRAZER BASILISK V3 PROの魅力を徹底的に紹介します。
RAZER BASILISKシリーズとは?
RAZERのBASILISIKシリーズは左右非対称のエルゴノミクスマウス(右手専用)。左右対称&軽量級のViperシリーズとは正反対のコンセプトで設計されています。手のひらにフィットする大ぶりなデザインで、つかみ持ち・かぶせ持ちのユーザーが好んで使用しています。ハイエンドモデルはボタンスイッチの数や各種機能を贅沢に盛り込み、使い易さや操作精度を重視したモデルです。
RAZER専用の設定ソフトRazer Synapseにも対応しているため、DPIやRGBの細かい設定も可能です。
大型のマウスですが手にフィットして、重さによる疲労を感じません。
別の記事でBASILISK V3 PRO以外のゲーミングマウスも紹介しています。
⇒【2022年版】FPS用ゲーミングマウスの選び方【おすすめマウス11選】
BASILISK V3 PROの基本仕様と各種機能まとめ
BASILISK V3 PROはBASILISKシリーズの特徴をしっかり継承しつつ、最新技術や便利すぎる機能が盛り込まれています。また別売りのRAZERマウスドックプロと連携させる事で、性能や利便性がさらに向上します。
感度(DPI) | 30,000 |
最大速度(IPS) | 750 |
最大加速度(G) | 70 |
解像精度 | 99.8% |
バッテリー持続時間 | 最大90時間(HyperSpeed) |
プログラム可能なボタン | 11 |
オンボードメモリプロファイル | 5 |
サイズ | 全長130mm/幅75.4mm/高さ42.5mm |
重量 | 112g |
マウスソール | 100% PTFE マウスソール |
ケーブル | Razer™ Speedflex USB Type-C ケーブル |
FOCUS RRO30Kオプティカルセンサー | 現在最高峰の精度と、優れたマウスAIを兼ね備えたマウスセンサー。 |
HYPERSCROLL チルトホイール | 使い易さを考え、瞬時に自動で切り替わるマウスホイールモードを搭載。 |
RAZER™ HYPERSPEED WIRELESS | RAZERの独自技術で他社比較で通信速度が3倍、USBドングルを共有可能。 |
第三世代オプティカルマウススイッチ | 0.2ミリ秒で反応可能な赤外線センサー式のマウススイッチ、9,000万回クリックの高耐久試験をパス。 |
13カ所のRGB/11個のマウススイッチ | RGBを個別で13カ所調整可能。機能割り振り可能なマウススイッチが合計11個。 |
RAZERマウスドッグプロ | ワイヤレス機能の拡張パーツ。シームレスな充電とポーリングレートの最大設定4,000Hz。 |
RAZE FOCUS PRO 30K オプティカルセンサー
BASILISK V3 PROに搭載されているセンサーは、RAZER最新のRAZER FOUS PRO 30Kオプティカルセンサー。現時点で業界最高峰の精度と反応速度を誇る高性能センサーです。
FOUS PRO 30Kオプティカルセンサーの基本スペック
センサー感度は30,000DPIと従来のセンサーより大幅に向上、他社と比較しても上回っています。FPSゲームでは4,000DPI以下で使われるため、30,000DPIに設定する事はありませんが、最大値が大きいとより動作が安定し高い精度でマウスをコントロール出来ます。
最大加速750IPS、最大加速度70G。大抵のゲーミングマウスは最大速度が400IPS程度なので倍近いスペックです。IPSやGが高いほど高速でマウスを動かした際の追従性が良くなります。
RAZER FOCUS PRO 30K | RAZER FOCUS+ | LogicoolG HERO 25K | |
感度(DPI) | 30,000 | 20,000 | 25,600 |
最大速度(IPS) | 750 | 650 | 400 |
最大加速度(G) | 70 | 50 | 40 |
解像精度 | 99.8% | 99.6% | 99.4% |
基礎的なセンサー性能だけでも一回り上のグレードですね。
進化したマウスAI
マウスAIも大幅に進化しています。わざわざ自分で調整しなくてもスマートトラッキング機能により、マウスパッドなど使用環境を変更しても自動で一定の操作感になるように調整してくれます。
また非対称カットオフ機能により、マウスを持ち上げたときにセンサーが反応する距離(リフトオフディスタンス)と、マウスがトラッキングを再開する距離(ランディングディスタンス)を個別に設定変更可能です。以前は3段階でしたが26段階の細かい調整が可能となりました。ゲームタイトルやマウスパッドなどのゲーム環境によって自分に合う調整を探すことが出来ます。
AIにおまかせで自動最適化や、こだわった自分なりの調整も可能と、贅沢なシステムになっています。
またオプティカルセンサーの弱みであったガラス板の上での使用も可能となり、ほぼ全ての素材の上で使えるように進化しました。現在布製マウスパッドが主流ですが、表面をガラスコーティングしたタイプにも対応出来ます。
RAZER HYPERSCROLLチルトホイール
HYPERSCROLLチルトホイールはゲーミングよりもネット閲覧など普段使いに便利な、マウスホイールのモードを自動で切り替えてくれる機能です。
普通のマウスは画面を下にスクロールする際、マウスホイールをクリクリと動かしたり、一度クリックしオートスクロールモードに変更したります。短時間なら回すホイールの硬さやスクロールモードへの切り替えは気になりませんが、長時間続くと結構なストレスです。
HYPERSCROLLチルトホイールはこのストレスを緩和するため、複数のホイールモードが用意されています。
ホイールを滑らせる際、弱いカチカチとしたクリック感がある通常モード。高精度なスクロールで、FPSであれば武器の切り替えなどに向いている。
ホイールのロックが外れ、ホイールが抵抗なく回転するモード。画面を高速でスクロール可能となり、長距離のスクロールや短時間でおおまかな内容を把握したりするのに便利。
専用ソフトのRazer Synapseでスマートホイールモードの設定をオンにしておけば、ホイールの回転スピードを感知し自動でタクタイルサイクリングモードとフリースピンスクロールモードがシームレスに切り替わります。いちいちモードを切り替える必要がないため、高精度なスクロールと高速スクロールを両立させることが出来ます。
指への負担が減るのでスクロールも快適です。
もちろんホイールには左右移動のスイッチも付いているので、横に倒せば左右スクロールも簡単に行えます。またホイールを早く回せば回すほどスクロールが加速するバーチャルアクセラレーションという機能も搭載しています。
RAZER™ HYPERSPEED WIRELESS
Razerの独自技術の塊HYPERSPEED WIRELESS、従来と比べパソコン本体との通信性能が大幅に向上しています。また同じワイヤレス規格対応のRAZER製品であればひとつのUSBトングルを共有出来ます。
通信性能が段違い
RAZER独自の技術によりマウス・パソコン間の通信速度が、他社のワイヤレス技術比較で3倍になっています。
ワイヤレスマウスはコードがない分マウスを自由に動かすことが可能ですが、有線式のマウスに比べデータ通信の速度が低いことが弱点でした。最近はワイヤレス技術が発達したため通信速度が向上し、ワイヤレスでも遅延によるストレスは抑えられています。
RAZERのHYSPEED WIRELESSは更に踏み込んで、マウスとパソコンの通信プロトコルを見直し、超高速無線通信を使用し遅延を削減。有線とほぼ遜色のないレベルまで通信速度を向上させています。
また他のワイヤレス機器の通信や様々な電波・ノイズが飛び交っている環境でも混線しないよう、通信がノイズに邪魔された場合、瞬時により高速で通信可能な周波数に切り替えてくれます。
混線による速度遅延がないので、パソコンや周辺機器持ち込みのゲーム大会でも安心して使えそうです。
1個のUSBドングルを共有可能
対応デバイスのみですがUSBドングル(2.4GHz無線レシーバー)を共有し、2個以上の周辺機器をつなぐことが可能です。
通常のデスクトップ型だとそこまで気になりませんが、コンパクトデスクトップやノートPCはUSBポート数が少ないので、ゲーミングギアのドングルを共有できるのは便利です。
対応デバイス
- Razer BlackWidow V3 Pro
- Razer BlackWidow V3 Mini HyperSpeed
- Razer BlackWidow V3 Mini HyperSpeed Phantom Edition
- Razer DeathAdder V2 Pro
- Razer Naga Pro
- Razer Orochi V2
- Razer Viper V2 Pro
- Razer DeathStalker V2 Pro
- Razer DeathStalker V2 Pro Tenkeyless
- Razer Basilisk V3 Pro
オプティカルマウススイッチ
マウスのクリックボタンの精度は重要です。特にFPSではコンマ1秒の操作ミスが勝敗を分けるため、クリックの誤反応によるプレイミスは致命的。またクリックしてからパソコンへ操作命令が伝わる速度も勝敗に関わってきます。
従来のマウスはメカニカルスイッチ(金属の接触により信号を飛ばす方式)でした。金属の接触による検知はバウンシング効果により、複数の信号を送る事があり、意図しないダブルクリックなど誤作動を起こします。誤作動を防ぐためデバウンスディレイソフトウェアを採用しましたが、今度はそのデバウンスディレイソフトウェアがクリックの応答速度を低下させる原因となってしまいました。
オプティカルマウススイッチは赤外線センサーによる検知であるため、誤作動を抑え込むシステムは不要です。そのため従来のメカニカルキースイッチの3倍の速度(0.2m秒)の高速応答を可能としています。
さらに第三世代Razerオプティカルマウススイッチは耐久力が向上しました。なんと9000万回クリックの耐久試験をパスしています。
9000万回もクリックするユーザーはいないと思いますが、耐久性が高いという事はクリック精度が持続するという事です。また手に馴染んだマウスを長く使い続けられるのはFPSゲーマーにとっては大きなメリットです。
RAZERマウスドックプロと連動で性能がさらに向上
BASILISK V3 PROの更なる性能を引き出すためには、別売りのマウスドックプロが必要になってきます。マウスドックプロはワイヤレス機能を強化し、マウスとパソコンの通信頻度を向上させ、またワイヤレスで簡単に充電可能になります。
マグネット式ワイヤレス充電
ワイヤレスマウスで面倒なのがマウスの充電です。有線なら常にパソコンから電力が供給されますが、ワイヤレスマウスは独立したバッテリー式。バッテリー充電のためUSBケーブルを引っ張り出し、接続端子に挿しむ必要があります。スマホの充電すら面倒な人種には結構なストレスです。
マウス本体にワイヤレス充電レシーバーを取り付ければ、マウスドックに置くだけで自動充電されます。しかもマグネット式であるため面倒な位置合わせも不要です。他の充電ドッグのように置き場所がズレて充電されていなかったという事故も防げます。
マウスドックのRGB点灯色でバッテリーの充電状態も把握できます。
ポーリングレート4,000Hz
さらにマウスドックプロを介すればポーリングレート(パソコンとマウスの通信頻度)を最大4,000Hzに設定できます。ポーリングレートはマウスの応答速度・滑らかさに影響します。
現在主流のFPSゲームでは1,000Hz以下の設定が推奨されていますが、今後のアップデートや新タイトルでは高ポーリングレートに対応したものが出てくるはずです。
ポーリングレートが低いとマウスポインターが遅れて動くなどモッサリとした動作になります。
その他の機能
合計13カ所を個別で調整できるRGB
ゲームのパフォーマンスには全く影響のない機能がRGBだと思います。しかしRAZERといばRGB。マウスパッドの縁にまでLEDを仕込んで、ゲーミングギアを光らせる事に異議を見出しているブランドです。
BASILISK V3 PROは完全アンダーグロウ式で、マウスパーツや底面の隙間からLEDの光が漏れ出ています。発光部は合計13カ所もあり、個別に設定可能です。
RGB機能を削ればもっと軽くなるはずですが、あえて機能を削らないのがRAZERらしい仕様ですね。
11個のマウススイッチ
BASILISKシリーズは機能を割り振れるマウススイッチが多いのが特徴です。今作も合計11個のスイッチを搭載しています。
- 左右のメインスイッチ(2個)
- マウスホイール(3個)
- 中央スイッチ(2個)
- 底面スイッチ(1個)
- サイドスイッチ(2個)
- マルチファンクショントリガー(1個)
特に右側面のマルチファンクショントリガーは、マウスを握ると親指の位置にくるよう配置され、指の位置を変えず自然に操作できる形状です。あらかじめ機能を設定しておけば、操作が忙しい時でもショートカットや武器の切り替えなど便利に使うことが出来ます。
RAZER BASILISIK V3 PRO まとめ
RAZERの新作マウスBASILISK V3 PROに関して紹介させて頂きました。最近は軽くて手首に負担がかからないマウスが流行っていましたが、BASILISK V3 PROは操作精度や機能に特化した分、少し重量が増してしまったようです。しかしつかみ持ちやかぶせ持ちなど、比較的大型のマウスが好きな方であれば気にならないレベルの重量だとは思います。
ウルトラローセンシにして肘や肩を支点にマウスを大きく動かす方にはあまり向かないかもしれませんが、ミドル~ハイセンシ以上のプレイヤーであれば、ある程度しっかりとした重さがある方がストッピングが聞いて使いやすいかもしれません。
マウスドッグプロと一緒に購入すると価格が40,000円近くなるため、お試しで買うのは難しいとは思いますが、性能の良いマウスを長期間使うのならコスパはそう悪くありません。次の候補に入れておいても問題のないゲーミングマウスです。
別の記事でBASILISK V3 PRO以外のゲーミングマウスも紹介しています。